◎市長大坪冬彦コラム
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過去10万年で最も気温の高い年

令和4年9月号の当コラムで気候市民会議を開催するとお伝えしましたが、
昨年8月から12月にかけて日野市気候市民会議を実施し、
今年2月10日の環境フェアで、同会議に参加された市民の皆さまから、
気候危機を克服するための37の提言と390項目におよぶ取り組みを市に提出いただきました。
これから市としてそれらの実現に向けて施策を実施していかねばなりません。
気候市民会議が行われた2023年の気温は
「少なくとも過去10万年の間で最も高かった可能性が高い」（EUのコペルニクス気候変動サービス副所長）、
「2023年のカナダはすさまじい山火事が発生し、日本の国土面積のほぼ半分相当が焼き尽くされ、
同年中のカナダの山火事に伴うCO2排出量は同国が化石燃料を消費して行う経済活動で排出する温暖化ガスの3年分に当たり、
世界の火災による森林焼失面積は2020年から2022年の平均が2001年から2003年の平均のそれの2倍に当たる」
（いずれも令和6年1月14日付日本経済新聞より）。
まさに地球沸騰の年でありました。もちろん世界の異常気象はこれだけにとどまりません。
6月を迎え、すでに暑さ対策が必要な状況ですが、
環境省は4月24日から、過去に例のない危険な暑さが予測される場合に発表する熱中症特別警戒アラートを運用しています。
地球温暖化がもたらすとてつもない暑さはこれからが本番。
やがて台風と水害の季節もやってきます。
気候市民会議の提言をどう生かすのか、今、真剣に問われています。



◎みんなのふるさとこぼれ話75
ID：1026524
[問い合わせ]郷土資料館（電話番号042・592・0981）
金丸（かなまる）四郎兵衛の墓

正徳4（1714）年、徳川家継の生母月光院に仕える絵島（えじま）が、増上寺の代参の帰りに芝居見物に行き、
役者の生島新五郎を招いて酒宴を開き、大奥の門限を破って処罰された「絵島生島事件」が起きました。
絵島は高遠藩に配流となり、他にも多数の処罰者を出した中、
代官金丸（かなまる）四郎兵衛定曹（さだとも）も連座して追放刑となりました。
3年後の享保2（1717）年7月21日、日野宿の臨済宗宝泉寺に立ち寄り本堂で休んだ一人の武士がいました。
住職が目を離した隙に、その武士は本堂の裏にある唐（とう）の芋（里芋の一種）畑で切腹して死んでしまいました。
後からその武士が金丸四郎兵衛だと分かり、住職は宝泉寺に葬り墓を作りました。
宝泉寺の過去帳には「定曹院載斉道流居士享保二年七月二十一日金丸四郎兵衛定曹字林佐忠」と記されています。
林佐忠（左中とも書く）は四郎兵衛の変名です。
金丸四郎兵衛は追放後、八王子に住んでいましたが、ひそかに江戸に来て人を殺し、
市谷の長龍寺で自殺しようとしていたところを、実兄の多門（おかど）弥左衛門正豊の計らいで八王子へ送り返されました。
しかし八王子にいた姉に金の無心を断られ、自首するよう促されたため、江戸に戻る途中、宝泉寺で切腹したとのことでした。
この件で、四郎兵衛の兄・多門正豊は四郎兵衛を八王子へ向かわせた罪で閉門となり、
四郎兵衛の娘を後妻にしていた高橋彦八郎は、四郎兵衛を居宅にかくまった罪で改易処分となりました。
多門正豊は、忠臣蔵に登場する多門伝八郎重共の親戚です。
宝泉寺の檀家の間には、侍のたたりがあるので唐の芋を作らない、金丸の墓をなでると病が治る、などの俗信が伝えられています。

《写真あり》
金丸四郎兵衛の墓（宝泉寺）