■◎障害のあるなしにかかわらず誰にとってもやさしいまちへ

障害のある方やその家族が抱える苦悩について

皆さまの中には、公共の場などで障害のある方の予想外の行動に戸惑い、どう接すればよいか分からなかった経験はないでしょうか。その戸惑いの多くは、誰かを傷つけようとしたわけではなく、「知らない」ことから生まれているのかもしれません。今回は障害のある方のご家族が日常の中で感じていることと、日野市障害者差別解消推進条例の内容について紹介します。

自閉スペクトラム症（ASD）の特性がある息子がいます。一緒に電車に乗った際に、息子が車内で大きな声を出したら、けげんな顔をして席を移動されたり、「障害者は電車を使うな」と言われました。息子には「静かにしてね」と声をかけていましたが、悲しい気持ちになりました。

注意欠如多動症（ADHD）の特性がある娘がいます。一緒に道を歩いていると、急に走り出してしまうことがあるため、子ども用ハーネスをつけて散歩をしていたのですが、それを見た人から「子どもがかわいそう」、「犬の散歩みたい」と言われ傷つきました。

重度の重複障害のある弟がいます。母と弟と私の3人で買い物に行った時のこと、急に大きな声を出した弟を見た、小さな男の子が「ママ、あの子どうしたの？」と言うと、その子のお母さんは「見ちゃだめよ」といい、その場をすぐ離れていったことがありました。私にとって、弟の言動は日常だったのですが、その発言にショックを受けました。

障害の中には、外見からは分からないものも少なくありません。一見気になる行動や様子の背景には、本人やご家族の日々の努力と深い思いがあります。正しい知識と理解を深めることで、自然と接し方が変わっていくかもしれません。一人ひとりが思いやりの気持ちを持つことが、誰もが安心して暮らせる「ともに生きるまち日野」の実現につながります。

令和2年4月1日に施行された、「日野市障害者差別解消推進条例」では、障害のある方はもちろん、障害のある方に関わる人に対する不当な差別的取扱いや、合理的配慮の不提供も禁止しています。条例の詳細は市ホームページをご覧ください。

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［問い合わせ］障害福祉課差別解消推進係  
電話番号042・514・8991  
ファクス042・583・0294

■◎市立病院Diary ～医療の舞台裏から⑭

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［問い合わせ］市立病院経営企画室  
電話番号042・581・2677

診療部長 外科部長  
藤田晃司

『朝ボランティア』

2012年12月、早朝の緊急手術を終えた後のことだった。病院の正面玄関を訪れると、患者さんとの間でささいなトラブルが発生していた。丁寧に説明し、納得していただくことができた。これをきっかけに、正面玄関で患者さんをお迎えする「朝ボランティア（朝ボラ）」を始めた。

やがて若手外科医や初期研修医も加わり、お年寄りの介助など、さまざまな形で患者さんをお迎えするようになった。病院の正面玄関は朝7時に開き、8時から自動再来機の受け付けが始まる。検査の抜け漏れや順番に関する問い合わせなど、日々さまざまなトラブルに対応した。6階西病棟の回診は8時30分から。朝一番に少し良いことをしてから始めると、すがすがしい気持ちで一日の仕事に臨むことができた。

転機は2019年12月、中国で新型コロナウイルス感染症が初めて報告されたことだ。翌年4月6日、朝ボラを中止した。それでも一人での朝ボラは続け、早朝から発熱外来には多くの患者さんが訪れた。総合案内のスタッフだけでは対応が難しくなり、病院の開門を7時30分に遅らせた。しかし発熱のある患者さんは院内に入れないため、6時から病院の外に行列ができた。その対応をしながら、発熱外来の診療も行った。

2023年5月8日、新型コロナウイルス感染症は5類感染症へと移行した。その後も院内でのマスク着用をお願いしてきたが、2026年7月についに解除となった。

日常だった朝ボラをいつ再開できるか——その思いを胸に、今日も手術室へ向かう。