みんなのふるさとこぼれ話100 ゾウの高子

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ページID1031949  更新日 令和8年11月5日

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多摩動物公園内旧アジアゾウ舎にいた頃の3頭の写真
旧アジアゾウ舎にいた頃の3頭

かつて都内の百貨店につとめた経験を持つ稀有なゾウがいました。

昭和25(1950)年、タイからやってきたメスのアジアゾウが、日本橋高島屋百貨店の屋上で飼われていました。百貨店の名にちなんで「高子(タカコ)」と名付けられ、芸を見せたり、子どもたちを背に乗せたりして、みんなの人気者でした。

しかし4年後、大きくなったゾウをこのまま屋上で飼い続けることは難しいと判断され、高子は上野動物園へ行くことになりました。来た時のようにクレーンで吊ることはできないので、店内の階段を歩いて下りたそうです。

上野動物園で数年過ごした後、昭和33(1958)年5月に多摩動物公園が開園すると、高子は他1頭と共に多摩動物公園へ引っ越してきました。高子たちの住むゾウ舎は、木立の中に赤い尖塔がひときわ目立ち、「ゾウの城」と呼ばれました(現在は、令和3(2021)年に完成した「アジアゾウのすむ谷」に住んでいます)。

高子と一緒に多摩へ来たオスのアヌーラは現在73歳(推定)で、国内で飼育されている中で最高齢のゾウです。 昭和54(1979)年5月下旬、アヌーラが病気になりました。
病気のゾウは横になって眠るとそのまま立てなくなってしまうため、ずっと立ったままです。このとき、高子ともう一頭いたメスのガチャコ(昭和34(1959)年来園)が、両脇からアヌーラの体を支え続け「看護」しました。この実話は『ともだちをたすけたゾウたち』という絵本にもなりました。

高子は平成2(1990)年、空堀に落ちて42歳で亡くなりました。

多摩動物公園の正門には、平成5(1993)年に完成した大きなアジアゾウの像が来園者を出迎えています。

広報ひの 令和8年(2026)11月号 掲載

 「広報ひの」紙面 14ページ みんなのふるさとこぼれ話本文 右段2行目 下記のとおり記載が誤っておりました。訂正してお詫びします。 

誤)昭和59(1979) 正)昭和54(1979) 

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