CPコンクリートの取組み
市内バス停の舗装などに「カーボンプールコンクリート」を使用
二酸化炭素を吸収・固定するコンクリートを車道に初適用
日野市は「カーボンニュートラルシティHINO」を目指しており、日野市気候市民会議では「環境に配慮したモノをつくる事業者を支援」「二酸化炭素を吸収する装置を開発」などの提言があげられています。
このことから、カーボンニュートラルに資する新技術の普及を促進させるため、カーボンプールコンクリート(CPコンクリート)を市内に施工し、実際に車道・園路などとして使いながらモニタリング調査に協力することになりました。
CPコンクリートは、民間企業や大学等の15者からなるコンソーシアムがNEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合機構)のグリーンイノベーション基金事業の採択を受け、開発されており、CO2を吸収・固定する性能を持つ環境負荷低減効果のあるコンクリートです。
これによって、二酸化炭素の排出量が大きいとされている建設業界全体におけるカーボンニュートラルに資する取組みとして現場実装段階にまで至っています。
日野市としてもカーボンニュートラルシティHINOの実現に向けた取組みとして、CPコンクリートの社会実装を支援するものです。
今回は区画整理区域内である豊田駅南口バス停にPRC舗装版(公共の車道へのCPコンクリート適用は全国初)、豊田駅南口駅前広場、西平山あそびば園路とエントランス部にポーラスコンクリート舗装(公共の歩道へのCPコンクリート適用は全国2例目)、西平山あそびばにコンクリート製ベンチ(公共構造物について現地でのCO2固定を実施したCPコンクリート適用は全国初)をそれぞれ施工しました。
これらの施工によって、豊田駅南口では1.7トン、西平山あそびばの園路やベンチでは2.5トンのCO2排出量を削減したことになります。
あわせて、CPコンクリートは従来のコンクリート構造物と同等以上の耐久性を担保しつつ、CO2を吸収・固定する性能を有する材料です。
また、バス停舗装をアスファルト舗装からコンクリート舗装とすることで、舗装構造物としての寿命が約5倍となり、付随して舗装の更新頻度が下がることによってライフサイクルコストの低減が期待されます。
古賀市長と東京大学野口教授の対談が実現
日野市での一連のCPコンクリート施工について、古賀市長が東京大学野口教授(CPコンクリート開発メンバー)と対談しました。
施工されたCPコンクリートがどれくらいのCO2を固定し、削減効果があるかといった脱炭素の観点に加え、自治体経営やまちづくりにおける魅力向上など多様な観点から取組みを紹介しました。
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